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災害支援(給水活動)と災害対応装置について

令和6年能登半島地震における救援活動について

 震災等における有事の際には初動における飲料水の確保は非常に重要であるため、2024年1月3日〜11日までNPO法人ピースウィング・ジャパンの要請により協力会社(高知県:アクアデザインシステム株式会社 以下ADS)と共に救援活動を行うべく、石川県珠洲市入りしました。避難所である珠洲市立緑丘中学校敷地内にある砂防ダム下の泥水を原水として浄水装置を用い造水し、断水している地域の方々に向けた飲料水及び生活用水(トイレ等用)の供給を行いました。
 

 

 

今回の給水で用いた浄水装置について

浄水利用装置:ADS製 災害用浄水装置 EMGしんじょう君(淡水専用)/ ポンプユニット
型式:ADS-FD760(浄水装置)/ ADS-FD760OP(ポンプユニット)※ポンプ2台搭載
造水量:760 liters/1h (約13 liters/min)
※砂防ダムからの原水引き上げは現地の汚泥ポンプを利用

 

救援期間における造水量

現地活動日数:約7.5日
飲料水造水量:約57,000 liters(57トン)
生活用水造水量(トイレ等):約600,000 liters(600トン)

 

その後の状況

現在も引き続き緑丘中学校での給水活動はピースウィング・ジャパン(PWC)と被災地の方々によって装置は2/21現在も運用されております。
また、
1/19 日本航空大学校高等学校(のと里山空港)において職員の方々と総務省の救援チームの方々への災害対応シャワーシステム(アクアレスキュー)の設営のため現地入りし、シャワー及びお風呂の提供開始し現在も運用をしています。
2/15 珠洲市のPWJ本部に用水路の水を原水とし、飲料水及びシャワー用として浄水装置1台を設置訪問し現在も運用されています。
2/16 輪島市の佐野寺において生活用水を供給するため原水(棚田から流れる水)を浄水し、生活水として灯油給湯器に接続しシャワー、洗濯、食洗に利用できるよう設置し現在も運用されています。
2/24 日本航空大学高等学校へシャワー及びお風呂を追加設置のため現地入りしました。

 


 

災害用装置ラインナップ


浄水装置パンフレットPDF

 


災害用シャワーパンフレットPDF


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